みなさんこんにちは、こんばんは、imacocoです。
突然のカミングアウトになってしまいますが、
現在私は一身上の都合により仕事をお休みさせていただいております。
簡単に言うと、メンタル、うつ、です。
まさかこの自分がうつになって仕事を休まないといけなくなるとは、思いもしませんでした。
もちろんこれまでの20年以上の社会人生活で、「まわり」でうつになって仕事を休む仲間は何人も見てきました。
でも、この「じぶん」が休む側の人間になるとは、人生何が起こるかわかりませんねぇ。
ということで、今回は人生で初めての病欠記念!?と称しまして、
心を病んで仕事を休もうか迷っている人や実際に休んでいる人に向けて、
imacocoの現状・事実をここにお伝えしたいと思います。
まだ病欠をとったことが正解なのか自信は持てませんが、ここに記録として残していきます。
心よりも先に、体に異常が出てしまった!
仕事を休むことになった一番の理由
できることなら仕事は休みたくなかったです。
「社会人たるもの、仕事をせざるもの、休むべからず」的な思想がありました。
なんだかんだ仕事が原因で休んでしまう人は、メンタルが弱いんだろうなぁと。
仕事に対する考え方がしっかりしていれば、休むような状況にはならないだろうと。
そんなふうにまわりで仕事から離脱してしまう人を見ていた自分がいました。
しかし心はウソをつけても、体はウソをつけないんだ!
年明けからの3週間で、みるみる体調に異変が生まれました。
平常時の脈拍数が異常に高くなった
普段からApple Watchをつけているので、常時心拍数が記録されています。
仕事がある日の脈拍数が、休日に比べて毎分20回くらい多くなりました。
ドキドキドキ、バクバクバク・・・
なんだこの気持ち悪い感じ。
恋も運動もしてないのに胸が苦しい。
喉がカラカラに渇く
冬なので、たしかに乾燥はしてますけどね。
でも口の中がこんなにカラカラになることはないでしょ。
まるでこれから1000人を前に新製品のプレゼンをするんかいっていうくらいの渇き。
そして夜中に目が覚めてもカラカラ。
手のひら、足の裏の汗がハンパない
緊張したら手のひらに汗がにじむことってありますよね。じわっと。
アレの3倍くらいの汗をかいてしまうのですよ。
じわっとではないですよ〜。ビシャビシャです。
特に足裏の汗がひどい。
目が覚めたばっかりなのに足裏がべちゃべちゃ、最悪の目覚めですよ。
食欲がない
食べられない。味わえない。食べようという気にもならない。
コロナの症状ではないのですが、味がしないのです。
ごはんを味わおうという気になれないのです。
あれだけランチの弁当が待ち遠しかったのに、逆に「食べられないという苦痛」でしかない時間になってしまいました。
お弁当のおかず、ごはんが残されたままフタを閉めるあの感じ、二度と味わいたくない。
朝までぐっすり眠れない
寝付きは良いのですが、長い時間深く眠れないのです。
夜中に必ず目が覚めてしまいます。
そして二度寝ができない。
これもしんどいです。寝たいのに眠れない。
仕事中に眠くなるということはありませんが、頭がうまく働いていない感じ。
IQがおそらく30くらい下がっていたと思います。
思い起こせば4月からストレスを少しずつ少しずつため込んでいたのかもしれない
そんなわけで、心よりも体の異常が一気に年明けから押し寄せてきまして、もうこれは無理かもしれない、と思うようになりました。
まぁ、元を正せばきっと、心がやられた結果、体に異常が出た、ということなんですけどね。
完全に自律神経のバランスが崩壊してしまった模様。
あとからわかったのですが、自律神経というのは完全に壊れるまで、一生懸命バランスをとろうとがんばってくれてたみたいです。
完全崩壊したタイミングがたまたま正月明けだっただけで、ダメージはずっとその前から受けていたのだろうと。
6年ぶりの人事異動が昨春にあった
社内的には3年を目安に異動がありますが、私の場合、1カ所に割と長くいる傾向が強いです。
今の職場に来る前は6年、その前は6年半、その前は5年いましたからね。
久々の異動が昨年の春にあり、新しい仕事、新しい人間関係が待ってました。
自分としては、係長として精一杯「調整」能力を発揮してきたつもりですが、なかなかうまくチームをまとめるのに苦労しました。
良くも悪くも個性の強いメンバーに日々影響を受けていました。
これまで全く別々のところで生きてきた人間同士が家族以上に同じ時間と空間をともにするわけですから、一筋縄ではいかないこともままあります。
そう言い聞かせながらなんとか舵取りを行ってきましたが、キャパオーバーしてしまったみたいです。
コロナ禍でうまくストレス発散できてなかった
もうひとつ、調子を崩した大きな要因のひとつに、コロナ禍が挙げられます。
異動してまもなく、1回目の緊急事態宣言が発出されました。
我が社においても交替制勤務が導入され、ただでさえ人間関係がしっかり構築されていない中でのリモート会議や業務引継ぎに苦労したように思います。
どうしてもWeb会議だと相手の意図がわかりづらい、微妙なニュアンスを伝えづらい、ということが起きてしまいます。
そしてステイホームの影響です。
わたしはもともとオンとオフをしっかり分けるタイプの人間です。
仕事を一所懸命がんばったら、しっかりご褒美がほしい、リラックスをとりたいタイプの人間です。
ですので、コロナ禍になる前は、月に1回は旅行に行っていました。
自分の大好きなクルマに乗って家族とともに全国の温泉旅館に泊まる、というのが人生の楽しみでもあり、ストレスの発散方法になっていました。
緊急事態宣言の最中はもちろん、解除後であっても色々な噂や情報により、遠出して楽しめる気持ちになかなかなれませんでした。
結果的に、ストレスの発散がうまくできていなかったのかもしれませんね。
旅行以外にも激減したのが、飲み会ですね。
お酒に関しては全然強くはないのですが、誘われれば断らない(断れない)タイプなので、なんだかんだその場の雰囲気で仕事の愚痴を言ってみたり、友人の愚痴を聞くことで大変なのは自分だけじゃないんだと気づいたり、適度のガス抜きになっていたように思います。
ムダな、付き合いの飲み会がなくなることで、ストレス軽減につながったことがあった半面、楽しい飲み会の機会も失われたことも事実です。
まわりに心の悩みを相談できる人がいることが、どれだけ大切か
私が仕事を休むことになるにあたって、キーパーソンとなった人が3人いました。
おそらくその3人がいなければ「自分の意志」では休めていないでしょう。
結果的にもっとひどい状況になって、「強制的に」休まざるをえなくなっていたことでしょう。
調子を崩したときに、自分に素直に、正直に、心の内をさらけ出せる人が周りにいるかどうかが、とても大切だと感じています。
カミさん
神さまではありません。カミさんです。
私の異変にいち早く気づいてくれ、「休んだ方が良いよ」と言ってくれたのは彼女です。
もし彼女から「もっと元気だしてがんばりなよ」って、(深い意味なく普通に)励まされていたら、
僕はきっと、もっともっと追い込まれていたと思います。
カミさんに対して、自分がもっとがんばらなきゃ、強いダンナでいなきゃ、っていう気持ちを持ち続けることは大切だと思う一方で、
自分の弱さを見せられない息苦しさと付き合っていくのはそれはそれでしんどいですよね。
長い人生の中で、そんな時があってもいいじゃない
彼女の言葉に僕は救われました。本当にありがとう。心から。
前職場の上司
昨春まで一緒に仕事をしていた上司の存在です。
この方とは、ただの課長ー係長の関係ではなく、友人?、兄貴?、親友?とさえ呼べるような間柄の人物です。
私の仕事に対する姿勢やこれまでの実績についてもよく知っているし、今私が抱えている仕事の悩み・現状についてもとても理解を示してくれました。
imacocoさんが、しっかり仕事ができる人であることは、
自分が一番わかっているつもりだよ。
imacocoさんのせいでこうなったわけじゃない
この言葉にどれだけ救われたことか。
そしてここまで体調・メンタルともにやられているのであれば、少し休むという選択肢もありかもしれないとの提案も受けました。
いったん仕事を休むことで復職へのストレス・ハードルが生まれることも想像できるけれど、このままの状態で無理矢理仕事を続けることで受けるダメージの方が心配だと言っていただきました。
会社の保健師
カミさんと前職場の上司からの助言もあり、いよいよ「仕事を休む」という選択肢が現実味を帯びてきた段階で次に相談に行ったのが、保健師さんです。
人事課の併設されている保健室に保健師さんが常駐されてます。
折り入ってご相談したいことがあるので、
話を聞いてもらえますか?
この1本の電話するのが、めちゃめちゃ勇気が必要でした。
受話器を握る手が、手汗でべちゃべちゃでしたね・・・
会社の保健師さんは、手慣れたもので、淡々とそつなく話を聞いてくれました。
今は、だれもがimacocoさんみたいになる時代だからねぇ。
何も特別なことではないよ
そして会社として病欠を取る際の手続きやその際のお給料がどうなるのか、事務的な情報も教えてくださいました。
何よりもお医者さんの「診断書」というのが大切になると。
いざ、メンタルで仕事を休むことになるまでにやったこと、やること
さて、いざメンタルで仕事を休むことになったときに、一体どのような段取りを踏むことになったのか、書き記します。
休むべきか、休まざるべきか、最後の最後まで悩むことになりますが、一番苦しかったのは、今の職場の上司に、「休ませてください」と自分の口から言うときでしたね。
心療内科の受診と診断書
何はともあれ、仕事を病気で休むためには医師の「診断書」が必要になります。
いくら自分で体調の不良を訴えたとしても、それが本当に治療の必要なものであることが証明されないと、会社としては認めるわけにはいかないですからね。
主治医の診察を受け、診断書を作成してもらうことになりました。
お医者さんとのやりとりの中で、先述した数々の体調の不良、心の変化について伝えると、明らかに「うつ」の症状が認められると言われました。
仕事を休んだ方が良いのでしょうか?
とすがる思いで尋ねたら、
先生は予想外の質問をしてきました。
imacocoさんの人生のどん底の気持ちがマイナス10、
普通の時が0(ゼロ)だとしたら、
今はマイナスいくつの感じですか?
私即効で答えてしまいました。
マイナス10ですっ!
まず1ヶ月休みましょう
こうしてあっという間に診断書が発行されました。
再度保健師との面談
主治医から発行された診断書を手に、再び保健師と面談しました。
最初はどのお医者さんもとりあえず1ヶ月間の休職を診断されることが多いみたいです。
保健師さんからは1ヶ月で必ず戻ってこないといけないと思いすぎないようにと忠告されました。
まずは体調を回復させることが大切だからと。
職場の上司には、この診断書を渡してもらえば、あとの手続きはこちらでやりますから、と言われました。
保健師からは、仕事を休んでいる間、今後連絡を取らせてもらうことがあるけど大丈夫か?とも聞かれたので、私用のメールアドレスと携帯の番号をお知らせしました。
プロジェクトチームのメンバーへのカミングアウト
休みを取る前にどうしてもしておきたかったことは、今まで一緒に仕事をしていたチームのメンバーに直接自分の口からお休みすることを伝えることでした。
チームリーダーとしてこれまで私なりに一所懸命仕事をしてきました。
チームのメンバーもそれぞれに一所懸命に仕事をしてきました。
だれも悪意なく、お互いを傷つけようなんて意志はなく、みんな仕事に真剣に向き合ってきました。
だけれども、個性と個性のぶつかり合いだったり、業務に対するちょっとしたこだわりのズレが積み重なり、そのストレスが少しずつ蓄積されてついに「あふれ出て」しまったのです。
チームメンバーの3人には、
「本当に申し訳ない。いろんなストレスから体調を崩してしまい、ドクターストップがかかってしまった。いつ戻れるか今はわからないけれど、休ませてもらうことになった」
と手短に伝えました。
みんなそれぞれの業務に忙しい中、急遽メンバーを集め、半ば自己満足のように伝えてしまったで、特にメンバーと「話し合う」という雰囲気でもなく、「報告」という形になってしまいました。
その時の私の体調、精神状態では、正直それが精一杯の行動でしたね、はい。
未だにチームのメンバーには、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
現職場の上司との面談
そしていよいよ最後の砦。
現在の職場の上司への相談。
ただでさえ上がっている心拍数はこのときMAXでしたね。
上司は、まさか私がそこまでの状況になっているとは、全く予想されてなかった様子で、とにかく驚かれました。
しかし私自身が、診断書を握りしめ、そしてすでに保健師との面談も済ませており、チームメンバーにも休むことを伝えたということを話すと、さすがに上司も私の本気度を悟った様子で、
とても残念だけれど、しっかり休んで元気になってください
と言ってくれました。
現職場の上司は自他共に認めるごりごりの「仕事人間」さんなので、きっと私のこの状況については「理解」はしても「共感」はしてもらえないだろうなと思っていました。
予想外だったのは、上司としては私自身も人間関係や仕事が原因でメンタルをやられるような人間には映ってなかったということでした。
まさかimacocoさんがねえ
みたいなことも言われました。
こうして人生初のメンタル療養生活が始まった
以上のような経過をたどり、人生初の療養生活が始まりました。
このブログを書いている時点で、仕事を休み始めてちょうど1週間が経っています。
主治医の先生からは休みはじめてから2週間は仕事のことを完全に忘れ、むしろあえて距離を置き、とにかく体を休めるようにと言われました。
復職に向けたリハビリ?行動?は、3週間目から実施すると言われています。
最初は自分自身がメンタルをやられて仕事を休む、ということ自体、素直に受け入れられなくて、ものすごく落ち込みましたが、
結果的に仕事から離れることにより、確実に体と脳と心が癒やされている気がしています。
- 仕事に「いつ」戻れるのか?
- そもそも仕事ができるのか?
というとんでもない不安に襲われる瞬間がありますが、少しずつ、一歩ずつ、歩いていきたいと思います。
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